軽トラの荷台に蚊帳を張ってみた

Boo3 + Hijet
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昨日今日と異様に蒸し暑かったせいからか、突然閃いて試してみたくなったことがあり、蒸し暑い最中やってみたので、それを紹介します。

軽トラの荷台で寝る

Boo3(軽トラの荷台用シェル)を載せたハイゼットジャンボを見て、この中で寝ることができるのかと訊かれるのはよくあることです。

確かにキャブの背面からリアゲートまでの長さは1650mmしかないので、私の身長では足を伸ばして真っ直ぐには寝ることは不可能に見えます。

しかし、ハイゼットジャンボのキャブの背面の空間(これがあるおかげで非常に便利で快適)は荷台にオーバーハングしているような形になっているため、荷台のフロア長は実は1990mmあるので、キャブがオーバーハングした部分の下に足を入れるようにして(頭を車体の後方に向ける)横たわれば足を伸ばして寝ることが可能です。

次に訊かれるのは、「この中で寝て暑くないか? 寒くないか?」です。

確かに暑そうに見えますが、屋根の部分は厚い断熱材が入っているため、太陽光で熱せられても意外にこの中は熱くならず、少なくとも普通のクルマより全然内部の温度は上がらないのです。

また、側面・背面のパネルは無垢のアルミ板ではなく、発泡ポリエチレン樹脂の板を薄いアルミ板でサンドイッチしたアルミ複合版という素材でできているため、厚みが薄くても鉄板よりずっと暑さも寒さも内部に伝わりにくくなっています。

おかげで、保管時の熱が大敵のインフレータブルSUPを保管しておくのも安心で、夏も冬も鉄板でできたクルマの中より快適に感じます。

天井高も高いし、見た目よりずっと快適な空間です。

とは言っても、暑い時にパネルを全て締め切って寝たら暑いのは当然です。

Boo3の側面・背面のパネルは全開にしておけるのはもちろん、少しだけ開けておく方法(それについては後述)もあります。

雨が降っても吹き込まない程度に少しだけ開けておく程度でも締め切っているよりは涼しいのですが、問題は飛び交う虫、這い上がってくる虫達の侵入です。

室内に噴射する虫除けスプレーは効果も高く、車中泊やテント泊の強い味方です。

しかし、地面から這ってくる奴らの侵入はこれでは防げません。

また、蚊がパワフルになっているのか、先日肌に噴射する虫除けスプレーをかけた直後に藪蚊が自分の脚にとまるところを目撃してしまいました。

ということで網戸や蚊帳の類も欲しくなります。

Themarest®︎のコット用蚊帳

私の持っているThemarest®︎のコットは、人力移動でも使える元祖コンパクトコット(その後他のメーカーからも追随品が多数出た)なので、モデルチェンジして現行品とはサイズなども変わってしまっていると思うのですが、そのコットに結合できるピッタリサイズのオプションの蚊帳も持っています何故突然閃いたこというのは、この蚊帳をBoo3の中(ハイゼットジャンボの荷台)に張れるのではないかということです。

フレームの高さとほぼピッタリ

直感は当たっていて、リアゲートを開ければ長さはピッタリ収まりました。

また、実は最近Boo3の天井高はこんなに高くなくても、ハイゼットジャンボのキャビンの高さと同じくらいでも良いのでは思っていたのですが、この天井高があったおかげで高さも問題ありません(ほぼ同じ高さ)でした。

広い場所で、雨の心配も低そうなら上の1枚目の写真のように側面のパネルを全開(この蚊帳の出入り口は側面にある)にしておいたら快適そうです。

上の2枚目の写真では背面と側面のパネルが半開き状態になっています。

車幅の狭い軽トラなので、この程度の出っ張りなら駐車場泊でも問題はなさそうです。

それで、この半開き状態にはどうしたらできるのかというと、パネルにはダンパーが付けられているため、開けると基本的に全開状態になろうとする仕組みになっています。

なので開閉レバーにロープをかけて開こうとするのを抑えてしまえば良いだけです。

至って簡単な仕組みで、何も面倒なこともありません。

そして、ロープの長さを調整することで、開き具合を簡単に調節することができます。

また、Boo3のようなシェルを装着していない無蓋の荷台の場合も、この方法でコットも使用し、上にタープをかけたら良いと思います。

フレームなしで蚊帳を吊る

なかなかに良いじゃないのと思っていたのですが、またまた閃いてしまいました。

フレームがあるとリアゲートを開けなければ収まりませんが、テントのようにフレームを入れて蚊帳を張るのではなく、昔の家の中のように蚊帳を吊るスタイルにすれば、リアゲートは閉めたままでも行けるのではないかということです。

これも至って簡単なことでした。

まずは天井に付けられたアイボルトにバンジーコードを通します。

そして、そのバンジーコードを前は荷台の鳥居に付けたメッシュパネルに結びつけ(鳥居の適当な位置に直接でも良いけど)、後ろはリアゲートのロープ掛けフックに固定します。

すると、バンジーコードで天井を頂点にした三角形が出来上がります。

さらに後側(寝るときに頭がくる側)のバンジーコードは細いロープで引っ張ってもう一つ角を作り、少し高くなる部分を作りました。

このバンジーコードに蚊帳のフックを掛ければフレームで張ったのと似たような感じに蚊帳を吊ることができます。

しかし、普通はフレームで横に引っ張られ、コットにも固定するので底面が広がりますが、上から吊っただけでは底面が広がらず、寝た時に体に絡んで寝心地が良くありません。

この問題も至って簡単に解決することができました。

蚊帳の中に十分な幅のあるスリーピングマットを入れてしまえば自ずと底面が広がります。

足はキャビンがオーバーハングした部分の下に入ります。

フレームで張った場合と遜色のない状態に蚊帳を設置できていますが、リアゲートを閉めたままで大丈夫なので、フレームを使うよりこの方が何かと良さそうです。

収納時は蚊帳の中にマットを入れたまま空気を抜き、一緒に丸めて畳んでおきます。

こうしておけば、設置が楽でスピーディーに行えます。

扇風機

Boo3の中に蚊帳を設置できるようになり、便利になりました。

しかし、暑い時の車中泊では扇風機が必需品です。

車内やテントで使用する扇風機はどういうのが良いかといえば、「バッテリー内臓型・首振り式・切りタイマー付」が絶対に便利です。

これまでこの写真のを使っていたのですが、どこが壊れたのかわからないけど、全く何も反応しなくなってしまいました。

性能は悪くなかったのですが、耐久性が低かったのは非常に残念でした。

スイッチ類は表面に出ていない手応えの曖昧なものだったのですが、普通のカチッと動くスイッチの方が信頼性も耐久性も高い気がします。

なくては困るものなので、密林を覗いたら条件に合うものがいくつかタイムセールになっていて、さらに¥1000OFFクーポンも使えるようになっていたので、これを注文してしまいました。

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12000mAhのバッテリーが2個付属しているので、かなり長時間使えそうです。

明日届く予定でまだ現物を見ていないのですが、丈夫で長持ちしてくれることを望みます。

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