12月9日に、葛西のカヌー・スラロームセンターという施設を初めて見て来ました。
と言っても、パドリングをしに行ったわけではなく、その脇で開催されたクルマ関係のイベント会場での取材が目的でした。取材してきた内容はこちらです。
この巨大な激しい流れるプールのような施設は、2021年に開催された東京オリンピックのために建造されました。
パドルスポーツに関わる者としては、パドルスポーツのためにこんな立派な施設が建造されたことを決して悪くは思わないのですが、さぞかしお金がかかったことは明白です。
施設を造るのではなく、御岳へ行く道を整備することなどに予算を使うといった選択肢はなかったのかなあと思ってしまいます。
他に使い道のない施設を造るより、道の整備は関係のない多くの人の役に立ちます。
そして、多くの外国人が奥多摩へ行ったら、大都会東京にこんな素晴らしい自然があるとは信じ難いとさぞかし感動したのではないかと思います(案外多くの日本人も)。
また、これを造るくらいなら袖ヶ浦に造る案が浮上したけど計画が頓挫したケリー・スレーターのウェイブプールを造って、そこをサーフィンの会場にすれば良かったろうにとも思います。
或いは、サーフィンは東京都の新島や八丈島での開催したら、やはり「ここが東京か⁈」とびっくりする人が多くて面白かったろうにと思いました。
東京では暑いからとマラソンを札幌で開催しましたが、富士五湖周辺辺りとか勝浦とか、東京からもっと近いところにも結構涼しいところがあるのに何故といった気がしました。
札幌まで行ってしまうともはや東京オリンピックではないですよね。
このプールを見ていたら、なんだかお金の使い方や場所の選定などに関してよくわからないことだらけのオリンピックだったことを思い出しました。
しかし、パリオリンピックのサーフィンの会場はタヒチだそうです。そうなるともう何がなんだかわけがわかりません。パリに海はないけど(そもそも開催地(都市)でできるスポーツに限定すれば良いと思いますが)フランスにも良い波の立つところはたくさんあるでしょうに。
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